たんぱく質は英語でプロテイン(Protein)といいます。これはギリシャ語の「最も大切、第一の」という意味のprōteîosという言葉が語源となっています。この語源からわかるようにたんぱく質は私たちの健康に非常に大切な栄養素です。

たんぱく質といえば肉、魚、卵などが思い浮かびますが、大豆や米、小麦などもたんぱく質源となります。たんぱく質の栄養価は含まれているアミノ酸の組成によって決まります。一般に動物性のたんぱく質はアミノ酸組成が良好です。

たんぱく質の必要量は体重1kgあたり約1gです。体重50kgの人なら50gのたんぱく質ということになります。この必要量ですが、体重あたりで比較すると小児も成人も高齢者も同じです。若い人はもちろんですが、高齢者もしっかりとたんぱく質を摂取することが必要です。スポーツをしていて筋肉量を増やしたい人は少し多めに摂取することをお勧めします。

たんぱく質といえば肉をイメージする人も多いと思いますが、私たちが食べる肉がすべてたんぱく質でできているわけではありません。水分や脂質などの成分も含まれています。オージー・ビーフのたんぱく質の量は、ヒレの部分では100gあたり21.0g、肩ロースの部分で20.3g、比較的脂の多い「ばら」と呼ばれる部分でも15.0gと他の肉よりも多くなっています。(出典:The Facts about Aussie Beef)

最も大切な栄養素、たんぱく質をオージー・ビーフで供給しましょう。

女子栄養大学・栄養生理学教授
上西一弘氏

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