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スポーツと栄養、水泳編

2019.08.15

スポーツと栄養、水泳編

水泳の世界選手権が終わりました。来年の東京オリンピックに向けての課題も見つかったことと思います。

水泳選手の体組成はその他のアスリートとは少し異なります。脂肪は水よりも比重が軽く、筋肉は水よりも比重は重くなります。したがって水に浮くためには、適度に体脂肪があったほうがよいと考えられています。体脂肪を減らすと、その分筋肉の割合が多くなります。筋肉は重いので、水に沈むことになります。

トップクラスの水泳選手の体脂肪率は10%くらいという報告があります。全盛期の北島選手で10~13%、今は病気療養中ですが池江選手の体脂肪率は11%といわれています。陸上の長距離選手の体脂肪率はトップクラスで5%付近ですから、少し体脂肪は多めです。ちなみに一般の人では男性で25%、女性で30%を超えると、肥満と判定されることが多いですので、一般の人に比べると体脂肪は少ないといえます。

競泳以外でもアーティスティックスイミング(シンクロナイズドスイミング)、水球なども適度な体脂肪が必要といえます。飛び込みは水中での動作は少ないですので、体脂肪は少なくてもよいと考えられます。

私たちの体は脂肪とそれ以外の除脂肪量に分けることができます。除脂肪量の中には筋肉、骨、体水分などは含まれますが、多くの部分を占めるのは筋肉量です。体重を測定することは健康管理の基本となりますが、全体だけを見るのではなく、中身(体組成)をみるようにすれば、よりよい健康管理を行うことができます。

筋肉を作るためにはタンパク質の摂取が重要です。鶏の胸肉が良いといわれ、そればかりを食べる選手もいますが、それはお勧めしません。タンパク質源もできるだけ多くの食品から摂取することで、必要な栄養素を摂取することができます。牛赤身肉には鉄や亜鉛などの微量栄養素が多く含まれています。食生活に取り入れてみてください。

女子栄養大学・栄養生理学教授
上西一弘氏

【お勧めレシピ】

ぽかぽかあたたか、牛肉の簡単ビーフシチュー

水泳選手は力強いプルのため、筋肉はもちろん必要ですが、水の中で体が浮かぶためには、適度な体脂肪も必要です。毎日ハードな練習をしているので、その分を補いましょう。みんなが大好きなシチューならタンパク質が豊富なお肉も柔らかく、食べやすくなります。サラダやマリネなどの副菜と、ごはんやパンなどの主食も、バランスよく食べましょう。

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